当院での主な治療メニューについて、それぞれ目安になる流れは下記のとおりです。
もちろん、患者さまによって異なるため、お一人おひとりにしっかり携わり、その方に適した治療計画を実施しています。

インビザラインの流れ
インビザライン(モデレート・フル・ファースト)の流れは次のとおりです。インビザライン(モデレート・フル・ファースト)の流れは次のとおりです。

❶カウンセリング
患者さまより、歯並びに対するお悩みや矯正治療に対するご希望をお聞きします。実際にお口の中を拝見し、治療の流れや料金・治療期間についてご説明します。
歯並び以外に問題点が見つかった場合は、そちらの治療についてもご説明・検討していきます。
患者さまの不安やご質問にお答えすることも重要ですから、お気軽にご質問ください。

❷精密検査
カウンセリングを受け、矯正治療を行うことになったら、治療に必要な詳しい検査や資料取りを行います。
◎CT撮影
当院では、気道(空気の通り道)まで確認できるソフトを導入しているため、そちらも確認します。これによって、より的確な矯正治療が可能となっています。
◎口腔内スキャナーでの撮影
スキャンすることで歯の形状が取得できるため、従来の型取りは必要ありません。治療の前だけでなく、後の状態を確認できるシミュレーションも行えます。
これらのデータを重ね合わせ、総合的に診断して治療計画を立てていきます。

❸治療計画の作成・ご説明
約2週間~1カ月でインビザラインの治療計画ができあがります。
コンピュータ上で歯の動きや期間、必要な処置を確認することができるので、これを患者さまにお見せしながら具体的な治療内容についてご説明致します。
ご納得いただけたら、マウスピースを発注します。

❹治療の開始
発注後、約3週間~1カ月でアメリカの工場からマウスピースが届きます。
ご来院いただき、
・マウスピースのお渡し
・着脱方法の指導、確認、練習
・注意事項のご説明
などを行います。

❺定期検診・経過観察
開始直後は患者さまも慣れていなかったり痛みや違和感をおぼえたりということがあるため、2週間~1カ月ほどで経過を見させていただきます。
そこで問題ない場合はマウスピースを複数枚お渡しし、次回からの通院は1カ月に一回程度となります。
もちろん、緊急時はご来院いただき、医師の診察を受けていただくこともできます。

❻治療終了・保定期間の開始
理想の歯並びになれば矯正治療はいったん終わりますが、それが安定するまではリテーナーと呼ばれる保定装置をつけて過ごしていただきます。
治療終了直後は歯の位置が戻りやすいので、できるだけ1日中リテーナーをつけていただき、徐々に装着時間を減らしていきます。
保定装置を全くつけなくなるとどうしても後戻りしてしまう方が多いので、歯並びがある程度安定しても、できれば夜のお休み中はつけるという習慣の継続をお勧めしています。
治療期間について
治療期間は、患者さまの口内の状態や動かしたい歯の本数・幅などの要素により異なります。
◎インビザライン・モデレート…約1年半
◎インビザライン・フル…約2~3年
◎インビザライン・ファースト…子どもは大人より骨の代謝が活発なため、治療期間が短くなる傾向がありますが、インビザライン・ファーストの装着は1年半と決められています。
治療期間は1〜2年、通院回数は月1回です。
※お口の状態によって変動がある場合があります。
部分矯正(ワイヤー矯正による部分矯正の場合)の流れ
カウンセリングの後の流れとなります。
CT・口腔内スキャナーなどによる検査
部分矯正の説明
矯正装置の作製
矯正装置の装着
経過観察(月に1回程度)
治療の終了と定期検診
治療期間について
ワイヤーを用いた部分矯正は、約1年程度です。
床矯正の流れ
カウンセリングの後の流れになります。
虫歯チェックやCT・口腔内スキャナーなどによる検査
床矯正治療の説明
床矯正装置の作製
床矯正装置の装着
経過観察(月に1回程度)
治療の終了と定期検診
歯並びを保つためには、終了後も定期的に通院していただき、引き続き確認を行っていきます。
子供の治療期間について
そのお子さまの成長によって大きく異なります。
顎を広げる期間は6カ月~1年半程度ですが、出っ歯や噛み合わせが深い方などは永久歯の生え変わりを最後まで確認する必要があるので5~6年と長くかかることもあります。
最終的には永久歯の生え代わりまでは噛み合わせを確認する必要があります。
なお、床矯正で顎を広げてインビザライン・ファーストに進んだ場合は、インビザの治療期間が短くなる場合もあります。
治療期間は1〜2年、通院回数は月1回です。
